鏡開き

米屋のおやじ&こめとらボーイ

2008年01月10日 12:18

明日の1月11日は鏡開きの日。

鏡開き(かがみびらき)とは、正月に年神に供えた鏡餅を雑煮や汁粉にして食べ、一家の円満を願う行事です。

鏡は円満を、開くは末広がりを意味しています。
昔々、武家では、鎧などの具足に供えた具足餅を下げて雑煮にして食べ、これを「刃柄(はつか)」を祝うと言いました。

この武家社会の風習が一般化したものであると言われています。

刃物で切るのは切腹を連想させるため、手で割ったり、木鎚で砕いたりするとよいでしょう。

また、女性が鏡台に供えた鏡餅を「初顔」を祝うといい、二十日(はつか)にかける縁語としました。

また、「切る」「割る」という言葉を避けて「開く」という縁起の良い言葉を使っています。

また、鏡餅を食すことを「歯固め」といいます。

これは、硬いものを食べ、歯を丈夫にして、年神様に長寿を祈るためといいます。

元々は1月20日に行われていたが、三代将軍徳川家光が亡くなったのが20日(慶安4年4月20日)であったため、この日を忌日として避け、1月11日に変更されて現在に至っています。

今でも1月20日に行う地方があるほか、京都では1月4日に行われるそうです。

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