以下たかしま有機農法研究さんから転載させていただきました。
たかしま生き物田んぼ米プロジェクト「ライスエイトアクション」基金。
『魚道・スロープ第1弾が完成!』
たかしま生きもの田んぼ米の売上げの一部を基金として積み立て、田んぼ周辺の環境整備や、生物多様性保全のための活動を行うという取組です。
当店ではこのライスエイトアクションの基金に参加しております。
この度、21年産の生き物田んぼ米の売り上げの一部より、水田魚道3基、亀かえるスロープ2基が、無事に設置されました(上の写真は実物です)。
水路に落ちたカメは日光浴ができず、骨格障害の病気になり、カエルは元の住処に帰れません。
そこで、カメやカエルが這いあがれると共に、水路の水流を阻害しない新式のスロープを開発しました。
高島発のこのスロープを参考にする地域も増えています。
田んぼの近代化整備によって水路と田んぼの間に大きな段差が出来たため、産卵のために田んぼを
利用していたフナやナマズなどの魚たちの通り道が分断されてしまいました。
そこで自由に魚たちが田んぼにのぼれるように手作りの魚道を設置しています。
魚道とスロープの材料として、高島市産のスギの間伐材を利用。
山と田んぼもつながっています。
魚道を上って来たフナの写真です。
しかもなんと設置した翌日には、もう田んぼへ上がっていました。
設置した日の夜に雨が降り水かさが増し魚道に水が流れると流れに逆らう様に魚が上って来ます。
魚道を上がる魚は主に産卵の為にやって来ます。
水温が暖かく、隠れる所も多く、餌も豊富、今年も無事産卵を終え今では体長2cmほどの稚魚が数え切れないほど泳ぎ回っています。
ホントに微笑ましい光景です。
看板も設置しました!
「たかしま生きもの田んぼ米」の横に、ライスエイトアクションの看板も設置。
アマガエルが看板の縁でくつろぐ姿も見られます。
皆様のご協力により。沢山の命が産まれ、様々な生態系が育まれます。
これからの季節は1年の中でも、田んぼの生きものたちの活動が一番盛んな時期。
今後の展開にも注目下さい!!
~ライスエイトアクションとは?~
ライスエイトアクションの8(エイト)は末広がりの八、横にすれば∞(無限大)。
田んぼが育む様々な生きものたちと、こだわりの農家、そして米穀店と食べる方。
ライスエイトアクションは、お米にかかわる多くの想いをつなげ、食と環境を守り育て続けるための活動
です。
たかしま生きもの田んぼ米1 kgご購入いただく毎に、8円を基金として積立てます。
基金は、水田魚道やビオトープの設置など、田んぼの環境づくりに投資します。
積立状況や田んぼの環境づくりの様子は、店頭やホームページでお知らせします。
※ライスエイトアクションは、たかしま有機農法研究会とたかし
ま生きもの田んぼ米を扱ってくださっている米穀店の皆様との連携プロジェクトとして、平成 21年度から取組を開始しています。
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