昨日の玄米タンク の続きです。
玄米タンクに保管された次の工程は石抜きです。
写真は玄米石抜機です。
写真の上側の筒から玄米を流し込み
斜めにセットされた金属板の上を通過して
写真の下側の筒から玄米が流れ出てきます。
ここで質問です。
玄米1俵(60kg)の中に石が混入していますが
いったいいくつ入っていると思いますか?
1個あるいは10個?
とんでもない。
詳しい数字は覚えていませんが平均的に見て
100数十個以上混入しているのです。
驚きでしょう。
私もこの数字を講習会で聞いたときには
びっくりしました。
この石抜きの構造もびっくりしますので
簡単に説明します。
斜めにセットされた金属板があります。
この金属板にはたくさんの穴と
たくさんの突起物があります。
この金属板の上から玄米を流します。
金属板は震えながら玄米を下に向かって
流します。
このとき金属板の下側から空気を吹き付けます。
金属板にあけられた穴から空気が吹き込み
玄米を金属板から少し浮かせます。
浮いた玄米は重力にしたがって下に向かって流れます。
ところが玄米より重たい石は金属板から浮きません。
浮かない石は金属板の突起物により玄米とは反対に
上に向かって流れます。
重力に逆らって上に向かって流れるなんて
驚きでしょう。
結果。石は金属板の上側に溜まることとなります。
このようにして玄米と石を分別するのです。
お分かりいただけましたか?
説明がへたですみません。
BY 米屋のおやじ